サンセリテ 23年分“こちらこそありがとう”
2016年12月1日早朝の衝撃発表。
神木隆之介 写真集 発売決定!!
からの
全国でご本人から直接お渡しイベント開催!!!
その発表後、心ここにあらず状態でなんとか仕事を終え、その足で西宮HMVに猛ダッシュ。無事に手に入れた整理券を握りしめながら閉店間際でほとんど誰もいなくなった西宮ガーデンズ内のベンチに座りこみ、1人で泣いた。
ああ…あの神木くんに…会って話せるんだ
直接目を見て “ありがとう” って言えるんだ
そう考えただけで震えた。
そして早々と2ヶ月が経ち、その日はあっという間にやってきた。
朝どのように起きて、服を着て、メイクをして、電車に乗ったのか、全く記憶がない。ただ、極度の緊張でひたすら吐き気と闘っていたということだけははっきりと覚えてる。
会場に着くと、あちこちで一足早く神木くんにお渡しされてきた女の子達が嬉しそうに興奮気味に話しているのが見えた。みんな本当に幸せそうに笑ってて、自分まで自然と笑顔になるのがわかった。
列に並びながら周りを見渡すと、老若男女年齢層もとても幅広かったように思う。そっかこの人達…みんな神木くんを愛してるんだなぁ…と思うと、なんだかめちゃくちゃうれしくなってみんなで肩組んで歌いたい気分になった。
神木くんがいるブース付近にさしかかってからは、そんな余裕も一切なく、だんだんと激しくなる動悸と吐き気と闘いながら何を言おうか頭ん中でぐるぐる考えていた。
そんな時、ざわつく会場内のブースに立てられたついたての奥から、ふと聞き覚えのある笑い声が聞こえた。
あれは…神木くんの笑い声…
バラエティーやメイキングでよく聞いたことのあるあの心地よくて、可愛らしい笑い声。その声が今すぐそこで聞こえる…なんて幸せな空間なの…
そしてあれよあれよという間にブース内に入り、次の次で自分の番というところで…
ついに…ついに…
神が姿を現しました…
前に並んでいたファンの子の言葉に静かに耳を傾けながら「うん、うん」とうなずきニッコリ笑う神木くん。
ああ…本物だ…本物の神木くんがそこにいる…
動いてる…しゃべってる…笑ってる…
うーんでもなんだろう。心なしか元気がないような…眠いのかな…?連日お渡ししまくって疲れちゃった…?どうしよう…ここは私が神木くんの笑顔を引き出すべきなのでは…ううっ…でも…どうしよう…
そんな思いがよぎり、ここでついに自分の番が…
ふらふらと神木くんの前に立つと彼のほうから
「ありがとうございます!」
と目を細めてニッコリ。
よーしここまできたら当たってくだけろ自分!!!!(心の声)
「あ…あわ…は…あの!!!!(口カラカラ)」
神木くん「?」
「あの…ものまねやります!!なんのまねか当ててください!!!!!」
神木くん「あ…はい!!(ちょっとびっくりしてる)」
「ウーー ワンッ!!!(割とガチのやつ)」
神木くん「…(3秒ぐらいの沈黙)…いぬ。(無表情)」
や っ ち ま っ た
完 全 に や っ ち ま っ た
何が神木くんの笑顔を引き出すだバカか!!
どこの世界に犬の鳴きまねで笑うモノ好きがいるんだよ今どき3才児でも笑わねぇわ、ってかどうすんだよこの空気!!!!
神木くんごめんなさい!!!!!!
そして無惨にもここでスタッフから終わりの合図が。
「…はいっ!…フッフフ……」
え…スタッフ…わろてる…嘘やん…
別にあなたを笑わせるつもりはなかったのだが…
いやでもなんか…ありがとうスタッフ…
そして恥ずかしさのあまり神木くんの目を見れないまま無言で立ち去ろうとしたその時…!!
神木くん「あっ…答えは???」
え?????答え????????
これ、答えいるの??????????
「あ…柴犬でした!!!!」
その瞬間ダッシュで逃げたんだけど、うしろで神木くんが
「えっ…そこ????www」
ってちょっとウケてくれてるのが聞こえました。
いや自分でもわかってるんですよ。神木くんを笑顔にしたいという一心でやったこととは言え、ほんとにバカなことしたなって。もっとちゃんと伝えたいこと山ほどあったのに何ひとつ彼に伝えられなかったなって。
だから私は、今この場で叫びたい。
神木くんへのありったけの思いを。
神木くん、この世に生まれてきてくれてありがとう!
俳優になってくれてありがとう!
23年間、ここまで生きてくれてありがとう!
そしてこれから先もずっとずっと応援したいって、こんな幸せな気持ちにさせてくれることにありがとう!
神木くん、心の底から大好きです!!!!!