V6に捧げる全力の「ありがとう」
私がまだ小学生だった頃、
お母さんと一緒に生まれて初めて
参加したコンサート
それがV6のコンサートだった
大きな音が怖くて、初めの方は
ずーっとお母さんの腕をつかんだまま
ぶるぶる震えていたんだっけ
そんなときに、突然ステージから
私の顔をのぞいてニコッて笑って
やさしく手を振ってくれたのが
長野くんだった
それが幼いながらにすごくうれしくて
「手ふってもらえたよ!やったやった!」
ってお母さんに言ったら、お母さんまで
「見たよ見たよ!よかったね!やったねー!」
って、2人で一緒に飛びあがって喜んだこと
今でもよく覚えてる
その後も2人で毎年欠かさず
コンサートに参加した
どの公演もお腹がよじれるほどおもしろくて
かっこよくて最高だった
そして今年2021年
解散前の大阪でのラストコンサート
ひさしぶりに生で見るメンバーの顔
会えてうれしい気持ちと
もうこれが最後なのだというさみしさで
感情がぐちゃぐちゃになった
いつもみたいに
大阪のファンに向かって
「ただいま」
って言う岡田くんに
「おかえり」って言ってあげたい気持ちを
グッとこらえて拍手で応えるファンたち
最後のツアーで
本当ならばファンのありったけの歓声が
会場に響き渡るはずだったのに
きっといちばん悔しいのはメンバー自身だと思う
終盤にとなりをふと見ると
普段めったに泣かないお母さんが
静かに泣いていた
抑えてた感情があふれたんだろう
何年も前のことなのに、思い返すと
数え切れない思い出がたくさんある
当時同じクラスで
話したことがなかった子と
学校へ行こうの話で意気投合して
今でも連絡取り合うぐらい
仲良しになれたこと
初めて付き合った男の子と
V6の曲をイヤホン片耳ずつで聞きながら
一緒に帰ったこと
私が反抗期で
お母さんとあまり口を聞かなかった時期に
コンサートで剛くんに指差しもらって
2人で抱き合って仲直りしたこと
資格の勉強に行き詰まって
なにもかも投げ出しかけてたときに
親友がカラオケで歌ってくれたHONEY BEATに
めちゃくちゃ元気をもらって
無事に合格できたこと
ぜんぶV6がいたから
V6が私にくれたかけがえのない大切な思い出
この思い出は
V6がV6じゃなくなっても
一生消えることはない
そんな数々の思い出たちを
たくさんの人達に与えてくれたV6に伝えたい
26年間、本当におつかれさまでした
ずっと6人で、V6でいてくれてありがとう
V6に出会えてしあわせでした